ドイツ料理をベースに、スパイスカレーへと再構築した注目のカレー店が雑司ヶ谷にあります。
「カリー・ザ・ハードコア」大久保での間借り営業を経てこの地に2021年4月21日オープン。
店名そして独特の書体。はて?と思う方がいるかも知れません。
そう、この店ロゴ実は、意表を突くコラボTシャツを次々とリリースするアパレル界の悪童「ハードコアチョコレート」のデザイナーによるものなんです。
こちらの基本となるカレーはドイツのシチュー料理「グヤーシュ」にスパイスを加え、シャバシャバカレーに仕上げたもの。
さらにドイツの「フリカデレ」という一口サイズのハンバーグ、「シュマルツ」という背脂で作るバターのようなものを添えた独特のカレーなんです。
これは体験してみないと分かりませんね。
★ハードコアカレー ¥1000ノーマルカレーがハンバーグ3個に対しこちらは5個。
さらにチキンドラムが2本入った数量限定のスペシャル仕様。
「ハードコアカレー」という名前で「ハンバーグが5個」と聞けばどんなドカ盛りハイカロリーなカレーかと思うでしょうが、
実際そんなことはありません。
「グヤーシュ」をベースにしたカレーはサラサラで牛の旨味たっぷり。
バスマティと日本米をミックスしたライスと合わせお茶漬けのようにスルスルといけちゃいます。
一口サイズのハンバーグだってホクホクといくらでも食べられますよ。
ドイツ料理をカレーにという試み自体は確かにハードコアですが、カレー自体はとてもホッとする美味さなのです。
そして「シュマルツ」。これがビックリ。
見た目はラードの塊のようですが、とても滑らかな舌触りでバターとクロテッドクリームの中間のような爽やかさ。
これをカレーに混ぜ込むと、ちょっと形容しがたい味変をするのです。
ここからは実際に食べていただくほかありませんね。
こちらはこの日の限定メニュー「あさりのキーマ」。
ホールスパイスもふんだんに用いられ、なかなか「ハードコア」。
ドイツ料理をベースにしたオリジナルカレーの定番性と、日替わりの自在な攻め。
このバランスも魅力ですね。
オーナーシェフの喜多康平さんはなんと元声優とのこと。
異色の経歴も、この店のオリジナリティに一役買っているのかもしれません。
注目のお店ですよ。
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テーマ:カレー - ジャンル:グルメ
「ただただ、究極に美味しいビリヤニを作りたい。そしてそれを食べてほしい。僕の願いはそれだけなんです」
美味しいビリヤニに人生をかけた男がいる。
大澤孝将(おおさわたかまさ)。
ビリヤニマニアの間では知らぬものはいないキーマン。
間借りのビリヤニ専門店「ビリヤニマサラ」、ビリヤニ作りに特化したシェアハウス「ビリヤニハウス」、そこで大澤氏が作り出してきた妥協なきビリヤニは、マニアたちをして「最高のビリヤニ」と言わしめる逸品。
ただしそれは今まで、限られた人たちのみ体験できる口福でした。
その大澤氏が、ついにお店をオープン。
メニューはビリヤニとコーラのみ。
大鍋で調理し炊き立てだけを提供するため完全予約制のビリヤニ専門店。
クラウドファンディングで資金を募ったところ、予定の倍以上の支援が集まったほどの注目店です。
6月には私がプロデュースするSHIBUYA CURRY TUNEにも出店。
ここでもおそるべき人気を誇っていましたが、ついに!!
お店の場所は神田。南インド料理の名店「SPICE BOX」と駐車場を挟んだ隣のビルの地下一階。
もともとタイ料理「ジャンビー」が入っていた場所ですね。
外看板はなく、住所的には「SPICE BOX」と同じになっているそうで、グーグルマップなどを頼りに行く際は要注意です。
階段を降りるとお店の看板が。
「ビリヤニ大澤」2021年8月25日グランドオープン。
完全に雰囲気は和食屋のそれでインドテイストは一切なし。
ここにも大澤氏の独自スタンスがはっきり表れているんです。
曰く
「うちはインド料理店じゃないビリヤニ専門店。ビリヤニが美味しいという事が全て。蘊蓄じゃなく食べて美味いかどうかだけで判断してほしい」
最近特に注目されるようになったビリヤニはインド料理として紹介されることが多いのですが、実際にはインド周辺国でも食べられているムスリム系料理。
特に大澤氏のビリヤニの原点はインドよりもパキスタンで「パキスタン生まれ、世田谷育ち」のビリヤニなのです。
入口の扉には木札が掛かっています。
「アナグマ」
そう、この日訪問したのはアナグマビリヤニの回。
他にはマトンの回(ネックやショルダーなど部位指定)や、オマール海老の回、クマビリヤニの回なども予定されており、それぞれの回では、そのビリヤニ一択での提供。
ビリヤニの内容はSNSで予告、予約は一週間前の夜8時(もしくは8時30分)から受け付けるというシステムです。
入口扉のガラスにはウルドゥー語の刻印が。
右下から左上へと「ビリヤニオウサワ」と読めるそうなのですが・・・このサイン一つにしてもディテールにわたる細かいデザイン性が見てとれ、まさに狂気と呼んでいいほどの大澤氏のこだわりは健在。
店内は約10席のコの字カウンター、目の前から素早くアツアツビリヤニが提供できるレイアウト。
その天板一つにしても何度も試行錯誤し作ったオーダーメイドなのです。
ちなみに内装はあの「OLD NEPAL」と同じデザイナー。
ビリヤニを炊き上げるためだけに特化したキッチンはオープンタイプで死角なし。
予約の時間より早めに訪問すれば、席から調理工程を眺めることができるという趣向です。
あ、ビリヤニハウスのサインもありますね。
★コカコーラ ¥300もともと油モノに合うコーラ。パキスタンなどの現地でもビリヤニとの相性はNo.1と言われるだけあって、この店ではとにかく「コーラとビリヤニを合わせて欲しい」圧が強い。(というか他に選択肢がない)
しかもここにも強いこだわりがあり、コーラが凍る寸前の-0.1℃にKEEPしておくためのコーラ専用冷蔵庫があるんです。
さて、炊きあがりの時間。
アナグマビリヤニがやってきました。
蓋を開いた瞬間、ムワッと炊き立ての香りが充満。
この瞬間の幸せは、この店でしか楽しめないものです。
ここから即、大澤氏が予約順にビリヤニを盛り付けていくのですが、一人ひとりに「手食ですか?」と確認。
実は、スプーンで食べる人と手食の人とで盛り付ける皿を分けているんですね。
スプーンも皿も、取り寄せられるだけ取り寄せ、実際にビリヤニを盛って食べて一番良いモノを(コスト後回しで)選んでの提供。「美味いビリヤニを食わせる」その一点にすべての判断が集中しています。
私はもちろん手食、提供された盛り付けがこちら。
★アナグマビリヤニ (時価)¥4000あぁこの香り、言葉では言い表せません。
白、黄色、茶色のカラーももはや芸術品。
写真だとボリュームがわかりませんが、このひと盛りで約800gほど。
え?それ多すぎるんじゃない?
と驚くのは大澤氏のビリヤニを食べたことがない人だけ。
ほんとうに美味いビリヤニは量の感覚がマヒして気が付くとペロリ食べちゃえるのですから。
シェアハウス「ビリヤニハウス」で提供していた時から「日本一」の誉れ高い大澤氏のビリヤニですが、ビリヤニ専用キッチンを得た今はまさに無双。
香り、米の食感ともに素晴らしいの一言。もちろんビリヤニは生き物ですから炊き上がったロットごとに違う個性が出ることもありますがそこは大澤シェフ、とにかく「美味い」に着地させます。
骨付きでしっとり仕上がったアナグマの肉もたっぷりボリューミィ。
糸島産のいわゆるジビエですが変なクセはなく、赤身と髄の旨味がたっぷりでたまりません。
今回は夏のアナグマでしたが、冬のアナグマはたっぷり脂肪を蓄えているため脂が米一粒一粒に纏わりつきこれまた至福の味。冬のアナグマ回もまたぜひ狙いたいところ。
ちなみに店内には、お店の規模に似つかわしくないほどの電ノコが設置されているのですが、実はこれアナグマなどのジビエ肉を骨ごと切断するためだけの設備。骨から出る随こそが醍醐味ですからね。
アナグマの他にクマ肉などもここでぶった切るそうです。
★やる気のあるコーラ ¥500普通のコーラより200円増しのスペシャルコーラ。
中身は普通のコカコーラなのですが、違うのはグラス。
コカ・コーラを美味く飲むためだけに開発されたグラスらしく、たしかに飲み口滑らか。
コーラが気品ある飲み物に感じます。
ただし、ビリヤニを食べながら飲むのはこちらではなく普通のコーラがオススメと大澤氏。
食後の一杯ですね。
今回紹介した以外にも店内至るところビリヤニを美味しく提供するためのこだわりがあれこれ。
「言えばキリがないけど、そこは言いたくない。結果、美味いかどうか。それだけ」と大澤氏。
外食に向かい風が吹く今日このごろですが、日本ビリヤニ史にその名を刻むであろう話題店のオープン。
実に、実に喜ばしいですね。
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テーマ:カレー - ジャンル:グルメ
今年2月の国軍クーデター以来、悲しい状況が続いているミャンマー。
5月には国内外のミャンマー人たちによる抗議デモ「春の革命」が行われていましたが依然、軍による市民の弾圧が続いています。
以前のミャンマー軍事政権時代にも少数民族の皆さんが日本に亡命、高田馬場や大塚を拠点に民主化運動を行なっていましたが、今回も在日ミャンマー人たちが声を上げています。
池袋、ぱっと見は激安の隠れ家居酒屋。けれど実はミャンマー人による隠れ居酒屋である「希望の星」。
私もこっそりよく通っているお店なのですがその3号店が改装、新たに店名を変え営業をスタートしています。
「Spring Revolution Restaurant」2021年6月1日リニューアルオープン。
店名はそう、「春の革命」です。
こちらの店舗、売り上げは全てミャンマー支援に充てられると言うコンセプト。
店内のミャンマーグッズや食品物販も例外ではありません。
また、系列の他店とは異なり、ランチ営業もスタート。
ランチはビュッフェ形式で、なんと1000円でミャンマー料理食べ放題という凄さ!
この日はディナータイムでの訪問。
東南アジアと南アジア、東アジアの接点でもあるミャンマーには、
インド料理に近い料理もあればタイ料理や中華料理に近い料理もあります。
メニューにはミャンマーのビリヤニ「ダンパウ」もありますが、いつも用意されているわけではなさそう。
★サモウサ ¥500いわゆるインドの「サモサ」ですね。
ですがインドの一般的なもののように肉厚な衣ではなく、揚げ春巻のようにパリッとした衣。
地理的に隣接していることもあり、バングラデシュのサモサに似ています。
中はほぼカレーコロッケの具と思って間違いないでしょう。
★オンノウ・カオスエ ¥850麺料理天国としても知られるミャンマー。
こちらはココナッツミルクと鶏肉で作ったスープに縮れ中華麺が入った一品。
タイ北部のカレーラーメン「カオソイ」の親戚にあたります。
カオソイよりもさらにラーメンテイストが強く、辛さよりも旨みと香ばしさ押し。
添えてある唐辛子ふりかけで辛さマシマシしてもOKです。
クセになりそうな味わいで、誰にでもお勧めできる麺料理ですよ。
本来は、お酒もびっくりするほど安く、リーズナブルにミャンマー料理飲みができる素晴らしいお店。
早く堂々と飲み食いし、ミャンマー支援ができるようになって欲しいものです。
そして、早くミャンマーの人々が心安らかに過ごせる日が早く来ますように。
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テーマ:カレー - ジャンル:グルメ
神戸湊川に「エビカレー丼」というインパクト大な名物があります。
いただけるのはこちら。
呼吸を止めて一秒・・・
「たつや」讃岐うどんとお蕎麦のお店なのですが、オープンの10時30分からはポツポツ待ち列が。
モンスト一番くじ D賞 マグカップその多くはエビカレー丼目当てのお客さん。
数量限定なので、12時頃には売り切れている場合も。
この日は平日、11時30分頃の到着。なんとかまだありましたよ。
エビカレー丼の他にもいろいろカレーメニューが。
セットにはミニうどんかミニそばが付きます。
★エビカレー丼(エビ三本)¥1300見てください!一度見たら忘れられないキャッチーなビジュアル!
完成された造形美を感じますよね。
写真ではわかりづらいのですが、サイズもなかなかのもの。
割り箸と比較すればその大きさがわかるでしょうか。
某テレビ局のロゴマークのようにも見えますね。
トロみたっぷりのカレーには和出汁と牛肉の旨みが凝縮。
見た目以上に味のレベルが高いことが嬉しすぎます。
センターに生卵を落とすのは関西ならでは。
下のごはんとカレーを絡ませるときに良い役目を果たします。
しっかりと揚げられた大エビのフライは衣ザクザク。これまたたまらない香ばしさで満足の極み。
さらにセットでつけたうどんが素晴らしい。
細麺で、讃岐うどんらしいしっかりとしたコシがたまりません。
純粋にうどん屋としてのレベルもなかなかのものです。
まさに死角なし。
ビジュアルインパクトだけにとどまらない名店中の名店と言えましょう。
店頭ではTシャツも販売。
デザインは・・・・
レスポートサック ボストンバッグなんとお店のメニュー表(笑)
これは奇想天外な湊川ファッションですね。
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テーマ:カレー - ジャンル:グルメ
かつて葛西で南インド料理とインド中華の名店として鳴らした「和印道」が木場に復活しています。
「和印道 木場」あの著名なラマナイヤシェフが「ダバインディア」のあと「アーンドラキッチン」を興すまでの間在籍していたのもこの「和印道」。
「和印道」出身のシェフが行徳や西葛西のインド料理店に移り、移った先々でインド中華メニューを充実させるなど、多くのインド料理店にも影響を与えてきたこのお店、2019年12月17日この木場の地で新装オープンしました。
南インドをはじめとし庶民に親しまれるインド中華=インディアンチャイニーズ。
メニューで良く表記されるマンチョウの語源は「満州」、マンチュリアンは「満州風」ですが、特に満州国から渡ってきた料理というわけでなく、インド中華全般を指す呼称のようです。
ちなみに辛さを強調したインド中華はシェズワンと呼ばれますが、こちらの語源は「四川風」。
もちろん、四川省には存在しないような料理ばかりですけれども。
この辺りの事情は、日本の「ナポリタン」なんかと似ていますよね。
さて、インド中華のスターターといえばやはりこちら。
★野菜マンチョウスープ(ハーフ) ¥280インド中華の定番スープ。
餡かけ肉団子の餡のようなトロみと酸味、そしてガッツリしたニンニク風味が持ち味です。
アッツアツなので舌の火傷にご注意。
刻み野菜、そしてザクザクのインスタントラーメンが入っていますよ。
★チキンマンチュリアン ¥800こちらもインド中華の定番ですね。
甘辛な餡が掛かった鶏肉炒めですが、やはり中国のモノとはちょっと風合いが異なります。
行徳や西葛西の一部の店でもいただける料理ですが、こちらのは鶏肉も贅沢で味付けもジャンクな中に品があり、他とは一線を画する仕上がりとなっています。
その他にも南インド、北インドの料理が充実している「和印道」、インド中華と並ぶ人気メニューといえばビリヤニです。
★マトンビリヤニ ¥1400テーブルにやってきた瞬間、「おおっ」と声を出してしまうこと確実。
バスマティの炊け具合、美しい色ムラ、魅惑の香り・・・もちろんそれらも驚嘆なのですが、それにも増して驚くべきは量。
7,800gほどは確実にあるんでないかと。
小食な方はここで涙目になってしまうかもしれませんが、ご安心をば。
インド料理店では食べきれなかった分をテイクアウトするのは普通のことなんです。
残しちゃいけないと必死に食べるよりも、美味しくいただけるだけ食べてあとは包んでもらったら、自宅でもう一回ビリヤニが楽しめるのですから。
けっこうお得でしょ?
もちろんボリュームだけでなく味も秀逸。
グレービーが絡んだしっとり部分とパラッと部分のコントラストが素晴らしく、たっぷり入ったマトンもジューシー。
ライタ、玉ねぎ、追いグレービーで味に変化をつけながらいただきましょう。
東西線に乗れば都心からも便利な立地。
メニューバリエーションも多いし、ほんとはパーティーにもピッタリなお店なんですよ。
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